アバルトで外出したものの・・、地下駐車場でトラブル・・。駐車場の係員にセルを回してもらうも火が飛んでいない。ポイントチェックをする為、上死点を出そうとプーリーを回すも、デスビシャフトが動かない!考えられるのはタイミングベルト切れ&デスビギヤーの破損・・。
何れにせよ、ここじゃ~どうしょうも無いので、レッカーでピットイン。その日の夜にエンジンを下ろし原因が判明しました。カムシャフトに連動するギヤーが空転。原因はデスビと連動しているタコメーターギヤーが焼きつき、その下にあるデスビシャフトと連動する傘ギヤーが刃こぼれ。そしてカムシャフトと連動するギヤーを留めているピンが折れ空転空転。
まあ~修復可能な破損だったので一安心。翌日ジュニアがギヤー修復の為、ピットまで出張。
さらにオイル漏れの原因も判明。カムシャフトを圧入後のメクラブタ・ヘッド・オイルプレッシャーボルト・オイルインシュレーターから漏っている。この際なのでヘッドも開けてオバーホールも同時に行なうことに決定。
まずは折れたピンを外し修復。ピンが折れたことで、ギヤーが破損せずにすんだ。
数分でここの修復は完了。
次はオイルプレッシャーボルトの修復。改めてロウチャクし直し完了。
ここからが・・、まずは刃こぼれした傘ギヤーにアルゴンで肉盛・・、かなりの溶接技術が要求される。なんとか溶接を済ませ、ジュニアが慎重にデイクで形成!
今度はキノ爺が慎重に焼き入れをする。その後460℃で20分、焼き戻し除冷させます。見事に修復が完了しました。
エンジンガスケットセットも到着したので、オバーホールの準備はOK。
下から見る限り、シリンダーにはまだホーニングの後が綺麗に残っており、傷も無いので、腰下は大丈夫。それにしてもS800レストアと重なり疲労と時間が・・・只今双方掛け持ち中。
ふぅ~っ・・・・
トップページに戻る